
こんにちわ!TUMU(@tumu_simple_life)です。
この記事では
・高い医療保険に加入している
・万が一入院したときに、入院費はいくらかかるか分からず不安
・そもそも医療保険は入った方がいいの?
という方のために、入院費の窓口支払いを減らしてくれる高額療養費制度をご説明します!
高額療養費制度とは
同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
こういう文章私は苦手で・・・あとから図で詳しくご説明します!
簡単にいうと医療費があまりに高くなった場合、3割全額を負担しなくてもいいよ!という制度です。
自己負担限度額

3割全額自己負担しなくてもいいけど、どのぐらい負担しないといけないの?
という疑問を解決してくれるのが、下のグラフ。
自己負担限度額は収入によって変わり、もちろん収入が高い方は多めに負担を、低い方は自己負担額も低くなっています。
表の中の赤枠で囲ったところが1か月(1日から月末まで)にかかる医療費の自己負担限度額になります。
※全国健康保険協会HPより引用
図をみて自分がどこの区分か探すときに、分からない言葉がいくつかありますよね!(私は分からなかった😅)

標準報酬月額とは
原則として4~6月の3ヶ月間の給与の総支給額を平均した金額をもとに決定されます。
対象となるのは、基本給・残業手当・通勤手当・役付手当・勤務地手当・家族手当・住宅手当などです。
ボーナスについては、年4回以上支給されなければ対象になりません。
微妙なラインの方は、ご加入されている健保組合へ確認するとすぐに区分を教えてくれます。

多数該当とは
3ヵ月以上高額療養費の支給を受けた場合には、4ヵ月目から自己負担限度額がさらに軽減されます!
例)
例えば70才未満の方で『区分ウ』の方が入院して、医療費が総額100万円かかったとします。高額療養費制度を利用しない場合は3割が自己負担になるので、支払いは30万円になります。ただ、高額療養費を申請すると自己負担は約9万円で済むことになります。

図のように窓口負担は30万円ですが、高額療養費を申請することで、21万円は戻ってきます!
窓口の3割負担がきつい…そんな時は限度額認定証

30万円の窓口負担がきつい・・・
あとから戻ってくるとはいえ、30万円窓口で支払うのも結構きついですよね。
入院が決まっていて、医療費が高額になることが分かっている方は、事前に限度額認定証の申請をしておきましょう!
そうすれば、窓口での医療費負担は自己負担分のみとなります。
※ただし、個室料や食費等は別途必要です。
限度額認定証の申請方法
高額療養費・限度額認定証の申請はお手持ちの健康保険証に書いてある健保組合(又は会社担当者)へお問い合わせされてみてください!
実は私も4月に入院をしたため、限度額認定証を発行しました。
私の場合は夫の扶養に入っているため、夫の健保組合へ申請の仕方を電話で確認。
健保組合のホームページで申請用紙をダウンロード
👇
記載して郵送
👇
1週間程度で限度額認定証GET
👇
入院時提示
👇
退院時の窓口での医療費の支払いは上限まででした!
※食費や差額ベッド代等実費は別途必要
入院費を安くする方法
4月に入院した際に、私が選んだ入院日は『4月1日』からでした。
私の病気は手術が必要でしたが、進行が遅く、入院自体は「1年後でもいいよ」と言われるものでした。そのため、入院する日をある程度自分で選ぶことが出来ました。入院期間もある程度決まっており、問題が無ければ2週間の予定でした。
このように
☑緊急性がない
☑入院日がある程度自分で指定することが出来る
☑入院期間がある程度分かっており1か月未満の方
これに当てはまる方は月末までに退院できるよう入院日を決めると、1か月分の医療費の支払いだけで済みます。
どういうことかと言うと、高額療養費は1日から月末までにかかった医療費が対象です。
例えば、3月末に手術、4月初めにも費用が高い治療をすると、3月、4月ともに上限までの医療費の請求をされてしまう可能性があります。
同じ治療をしても月をまたぐかどうかで支払う医療費が変わってしまうのです。
緊急性のある場合はもちろん命が大事なので入院日はお医者さんに従わなければいけませんが、自分で選ぶことが出来る場合は、なるべく月内に退院できるよう調整してみましょう!
高額療養費を使うと医療保険は不要?
先ほども書きましたが、実は4月に入院をしました。
4月1日~14日までの2週間で、区分はエだったため、医療費は約6万円程。
食事代(1食460円)を合わせても8万円以内で済みました。

関係ないですが、入院中の食事代1食460円高くないですか!?
話を戻します(笑)
例えば、私と同じ区分エの人の場合、約6か月入院しても48万円(食事代がもう少しかかるかな?)。
病院も今の時代そんなに長く入院することは出来ないし、生活防衛費で100万円貯めているので貯金があればどうにかなるのでは?と思いました。
(実際、保険加入前に病気が見つかったので、加入出来ず、実費で支払いました)
例えば月額1万5千円の医療保険を5年間入れば、保険料は90万円支払ったことになります。それ以上加入すれば、もっと貯まります。それを医療費用に積み立てておけば保険に入る必要はないのでは・・・と思ったり。
最終的には保険料で支払ったお金の方が多くなる場合がほとんどらしいです。
民間の医療保険に入った方がいい人
まだ充分な貯蓄がない場合は、医療費の支払いに困らないので入った方がいいかもしれません。
ただ、生活防衛費を貯めることができれば、やめてもいいかもしれません。
また、癌などで先進医療を受ける場合は保険が適用されないため、その分のみ加入するのはいいかもしれませんね!
以上、高額療養費制度についてでした。
国の制度を知っていれば、無駄な保険料が減らすことが出来る可能性があります!
家計を制すには、お得な制度を知ること!ですね。
コメント
[…] ※限度額認定証の詳しい説明や申請方法については『医療保険はもぅ不要?入院費の支払いが安くなる高額療養費制度!』をご覧ください。 […]